X（旧Twitter）の検索コマンドがうまくいかない場合に確認すべきこと

本記事では、X（旧Twitter）の検索コマンドで思ったように検索できない、検索に失敗してしまうといった場合の対処法を解説します。

Xの検索コマンドがうまくいかない理由のほとんどは、入力した文字列の問題です。

（最近ではアナウンスなしでコマンドを無効化するサイレント仕様変更も多いみたいですが）

入力間違いの箇所さえわかればすぐに解決できるケースがほとんどなので、ぜひ本記事を解決の糸口にしていただければと思います。

X（旧Twitter）の検索コマンドが効かない場合に考えられる3つの原因

Xの検索コマンドが効かない、狙いどおりに検索できない場合に考えられる原因は、主に3つです。

詳しく解説します。

原因①：Xの仕様変更によって検索コマンドが無効化されている

原因として多いのが、検索コマンドが無効化されているケースです。

検索仕様の変更については細かいアナウンスがないため、検索結果から判断するしかありません。

この場合、本当に検索コマンドが無効化されているか調べるには「高度な検索」を使います。

高度な検索は、WEB版のXに用意されている検索機能で、すべての検索機能が網羅されているわけではありませんが、主要な検索機能は大体使えます。

確認したい検索コマンドと同じ検索機能があれば、同条件で並行して試してみることで、検索機能が効いているかどうかが分かります。

原因②：検索仕様が実質的に変わらない検索コマンドが複数ある

検索コマンドの中には、検索結果に差が出ない検索コマンドが複数あります。

検索コマンドが効かないのとは少し違いますが、複数の似たコマンドを同時に試していたりすると、検索結果に差がないため「コマンドが効いてない」と勘違いすることはあるかもしれません。

たとえば以下の2つのコマンドは、この記事を書いている現在だと、検索結果に（ほぼ）差が出ません。

原因③検索コマンドを文字列として入力し間違っている

おそらく最も多いのが、入力した文字列が正確でないために検索できないケースです。

検索コマンドに全角文字が混じっている

検索コマンドは半角英数文字で入力するため、全角文字を使うとコマンドが効きません。

特にスマホの場合、全半角の違いが分かりづらい文字があり、入力を間違えてしまうこともあります。

「：」や「-」は見た目で分かりづらい場合があるので要注意です。

「-」（ハイフン）や「_」（アンダーバー）の入力まちがい

「-」や「_」は入力間違いの多い文字です。

他の文字に入れ替えると当然コマンドは無効になるので、しっかり確認しながら入力しましょう。

since、untilコマンドの始期終期が逆転している

since、untilは期間の始期と終期を指定するコマンドですが、日時の過去未来を逆転して指定すると、検索できません。

こちらもよく確認しておきましょう。

使い慣れていない文字列を使うパターン

たとえば「lang:」コマンドでは「:」以降に国名を入力しますが、日本のコードは「jp」「jpn」ではなく「ja」です。

ここでの国コードは、ISO639という言語コードにもとづいて指示をしますが、一般の人の場合、あまり馴染みのない省略のしかたです。

関連リンク： Alpha-3 codes arranged alphabetically by English name of Language – Codes for the representation of names of languages (Library of Congress)

また日付検索の「since」「until」も「from」「to」などと勘違いしがちですね。

Xの検索仕様に由来するもの

また検索できないという現象とは厳密には異なりますが、Xの仕様によって検索できてないように見えることもあります。

タイムゾーンに由来する抽出漏れ

since、untilコマンドは時分秒を含めた検索が可能になっており、タイムゾーンの指定もできます。

しかし初期値は日本標準時が指定されていないため、タイムゾーンの指示を明示しないと日本標準時で正確に抽出されません。

たとえば上記のuntil命令の場合、下の「_JST」を含めて指示した場合は2023年9月9日12時00分00秒までのツイートが抽出されます。

しかし検索日がパラメータで指定する2023年9月9日当日だった場合、タイムゾーン指定を省略すると、抽出されるツイートは検索実行した時点から6時間前のものまでに限定されてしまいます。

厳密に日本の時刻でツイートを検索したい場合は、日本標準時を指定するコマンドを含めると安心です。

まとめ：検索コマンドでよく使うものは履歴に残しておくと便利

Xの検索コマンドは使いこなせればとても便利ですが、慣れない方にとってはやや面倒です。

とくにスマホの小さな画面で半角文字列を入力するのは大変です。

検索した語句は履歴に残るので、消さないように残しておくと便利です。

またこのブログでも検索コマンドのまとめ記事を書いていますので、探したい情報がある場合はぜひご活用ください。